『それ以上でもなく、それ以下でもなく』を基本コンセプトに掲げ服作りをしているブランド “ OUGHT ” から派生したアーティストライン” OUGHT MANEUVER

各アーティストによってデザインされる “ ought to〜 (〜すべき) ”を使ったそれぞれのメッセージは “ OUGHT ” で培われた創意と手法を介しジャンルやアイテムに縛られる事無く、シーズンを問わず展開されます。

第五弾は、ニュージーランドのアオテアロア出身のペインターRah AkaishiによるメッセージTシャツです。

 

 

 

 
ought maneuver Tシャツ designed by Rah Akaishi

 
今回のメッセージは、”Ought to be easy”
 
この絵のメッセージ”Ought to be easy”には表裏、2つの意味があります。
文化・歴史・発展というマスクの陰に隠れた一人の男が描かれており、マスクの下では悲嘆と恐怖を感じながらもそのマスクがその男に大いなる力があると錯 覚させています。
マスクを装飾する要素や建造物は文化そのもので、いかに人間が文化という言葉の裏に隠れ文化という言葉を使い人間の活動を正当化してきたかを現しています。そう信じているのは、文化が正しい事とは限らず、自然界の上にあくまで人間によって作り上げられた構造物だからです。それは必ずしも悪くはないけれども、明らかに害になる行為を正当化する為に文化や歴史といった言葉が頻繁に用いられているからです。キャラクターのかぶるマスクは海の上に建てれており、人類の進化の広がりを現しています。最下部に描かれた二頭のイッカクは、コンスタントに衰退し続けているがいまだ神秘的でありながら人間に支配されている自然界で、いまだ存在し続けているモノを象徴しています。×を描いた”ダメ”という合図を作る上部の手は、無意識上や縮約に頻繁に使われる文化的なサインを反映しています。
“Ought to be easy”はこの惑星上で私たちがどう生きれば良いかを示しています。英語では”Ought to be easy”はしばしば”but it’s not.”と続きます。与えられた知性とテクノロジーによる持続的な暮らしは本来容易であるべきなのに、人間の身勝手さや文化といって正当化することで、この惑星だけでなく人間自身をも破壊しています。文化と発展というマスクの陰に隠れ、私たちは自分達自身を恐れ、そして人間の作り上げたシステムによってもたらされる結果を恐れているのです。

 
indyvisual店頭、オンラインストア、一部取扱店で販売開始しました。是非チェックください!!

 
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Rah Akaishi
 
Rah Akaishiはニュージーランドのアオテアロア出身のペインターであり、ミューラリスト、イラストレーター、そしてドキュメンタリー作家である。神秘主義と反人間至上主義の超自然的海の生物と問題児が彼の作品の主たるテーマでありインスピレーションの源となっている。クライアントにはIFO Skateboards、PangeaSeed、Ecojoiaなど。

www.rahkaishi.com