『知らない場所の知っている風景』福田創一郎 写真展
以前からここでも何度も紹介しているOUGHTでもコラボレートTシャツでおせわになったり、ought maneuverの次回アーティストグッズも現在企画中の写真家 Hooky(福田創一郎)くんが、明後日11/2〜23の期間で中目黒のHATOS BARで写真展を行うのでお知らせです。是非この機会に世界感を見に足運んでみてください。
『知らない場所の知っている風景』福田創一郎 写真展
11月2日(土)〜23日(土)
@ HATOS BAR [ハトスバー]
Adderess:目黒区中目黒1-3-5 プリンスコーポ106
Tel:03-6452-4505
Open Hour:月曜日-土曜日 18:00 – 25:00
定休日:日曜日・祝祭日
先日、満員の電車に乗っていたとき、
隣で話してる若いサラリーマン風の
男二人の話が小耳に入り聞いていると、
どうやらタイへ卑猥な旅行に行く計画していた。
『でも、タイってすごい汚いとこらしいですよ』
『屋台のごはんで土とかはいってるらしいですよ』
そんな経験は一度もないけどな、と思いながら
こういう偏見を持ったやつってどんな顔
してんだろうと思い、ちらりとそやつの顔を見上げると、
バンコクでトゥクトゥクやタクシー
でもやっているような、いかにも
タイ人らしい顔立ちのやつで、
思わず吹き出しそうになってしまった。
このように、自分もアジア諸国をに行くと、
数えきれないほどに
現地の人間に間違えられることがある。
顔かたちはそこまで大差ないが、
国家、国境、政治、マスコミや噂話など、
様々なもので、イメージというものを作り上げている。
ある時、そういったイメージはとてつもない偏見を
生み出し、邪魔をする。
本当の事というものは現地に行き、体験するべきであり、
それ以外は実態のないものである。
タイ、チェンマイの路地裏を曲がった瞬間に
とてつもない懐かしさに包まれる、アジア諸国に
行くと頻繁にこの手の感情に陥り、この感覚はいったい
何なのか?と思う。自分の過去に体験したことなのか?
以前来たことがない場所のはずなのに。
今回の写真展はタイ、インドネシア、沖縄などで
出会った、何らかの記憶の琴線に触れた風景を
すくい上げたものを展示しようと思っています。
初日11/1(金)は、ささやかなオープニングパーティ
を開催しようと思います。皆様お気軽にお越し下さい。
福田創一郎