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近江晒し

2023/4/14

 
今季OUGHTでは、日本の伝統技法「近江晒し」という特別な加工を施した生地で定番のクラシックB.Dシャツバンドカラーシャツを作っていますので、「近江晒し」についてご紹介したいと思います。

漂白や生地を柔らかくする効果がある灰汁を用いて生地を柔らかく、染めやすくするための加工技術が「近江晒し」と呼ばれています。柔らかく高品質な布、近江上布として有名な滋賀県愛荘で培われてきた伝統技法で、近江晒しを施した近江上布は、江戸時代に彦根藩(現在の滋賀県) から将軍徳川家へ献上品として出されるほどの高級品だったそうです。着た時の様子(シルエットや着心地)が良いということで愛されてきました。

古くは木材など植物を燃やして出来た灰を水で溶かした灰汁をかけながら10日間ほど日光に晒し、大釜に入れて灰汁で焚き日光に数回晒し、最後に木臼でたたきもみほぐして水で洗い、晴天の天日で数十日干して仕上げるというもので、職人の高い技術と時間をかけた作業で仕上げられていました。

現在でも滋賀県の湖東地域の主要な産業として伝統の技術や精神を継承した布の生産開発が続けられています。

 

 

 
近江晒しは、揉み込む工程でできる味のある細かなシワ感、程よい反発感と柔らかさのある独特の風合い豊かな生地に仕上がります。

 

 

 
身幅やアームにゆとりがあり身体に触れないようなふんわり膨らみのあるパターン設計と近江晒しを施したきめ細かいコンパクト糸の高密度タイプライター地で素材の特性を活かし体にふれないような膨らみのあるシルエットが実現できました。

この近江晒し特有の生地の風合い、膨らみのあるシルエットの保持と着心地を体験してもらえたら嬉しいです。着心地本当に良いですよ。

触った感じや着た時の様子など写真や言葉では伝えきれない素晴らしい良さがあるのでこれは是非一度試してほしいと思います。


Fatigue Trousers

2023/4/11

 
先日ここで紹介したユーティリティーデッキジャケットとセットアップというわけではありませんが、、同素材でUSミリタリーのファティーグパンツとはまた雰囲気が一味違うファティーグトラウザーズを作りましたのでこちらも紹介します。

 

 

 

 

 
ミリタリーの雰囲気は残しながらワイドなシルエットですがトラウザーズということで無骨すぎずどこか上品さを感じる仕上がりです。ワンタックでワタリからの太さを出しながら、股上の深さや腰回りは大きすぎないよう調整してすっきりさせています。落とさず履けばトップスをインしたスタイリングにも使い易いですよ。

 

 
シワ感と膨らみがあり自然と味のある風合いが良い撥水性があるコットンナイロン地を使用、雨の日にも最適です。コットンナイロンなので通気性も良くドライな素材感がこれからの季節にもお薦めの通年着用できる素材です。カラーは、ライトベージュとフェードブラックの2色になります。

 

 

 
ウエストとスソはドローコードで調整できる仕様です。
そのままのシルエットも良いですが合わせるスニーカーによって裾を絞ってもまた雰囲気が変わって良い感じですよ。

 

 
indyvisual店頭オンラインストアで販売開始してますので是非チェックください !!


OUGHT Utility deck jacket

2023/4/8

 
今年は暖かくなるのが少し早く感じますが、シャツやロンTに今ちょうど良いジャケットが到着したのでご紹介します。

ミリタリーの雰囲気を残しながら質の良いしっかりした素材でとにかくシンプルに普段の生活に欠かせない必要最低限度の機能を備え、春はシャツやロンTの上に、秋冬はスウェットや分厚いニットの上に羽織れて着用できる期間が長く重宝するゆったりとしたボックスシルエットのユーティリティデッキジャケットを作りました。

 

 
シワ感と膨らみがあり風合いの良い表地は少しの雨水や風を通さない撥水性があるコットンナイロン地、裏地は50デニールの上品でソフトな風合いの高密度リップストップタフタを使用、撥水性があり通気性も良い機能素材です。

ライトベージュ、ネイビー、フェードブラックの3色展開で、

 

 

 

 

 
風や寒さにも対応する首もとを覆うスタンドカラーを倒しても良い襟の仕様にしているのでフードを出したりもしやすくなっていて、

 

 

 
両胸に使い勝手の良い内ポケット、大容量のフラップポケットにはサイドからもポケットを備え手ぶらでも収納が便利です。

内ポケットはファスナー付きで安心で小物を収納しやすいサイズ、左内ポケットには携帯入れて、右内ポケには財布とか手を入れやすい位置等も意識しています。

 

 

 
フロントは比翼の内側にスナップボタンと襟下までのオープンファスナー、裾はドローコードの仕様になります。裾のドローコードを絞ると、ふくらみのある丸いフォルムでまた雰囲気の違う表情が楽しめますよ。

 
indyvisual店頭オンラインストアで販売開始してますので是非チェックください !!


OUGHT 2023 S/S LOOK BOOK WEBSITE UPDATE !!

2023/3/23

 
indyvisualショップオリジナルブランドOUGHTの2023 S/S LOOK BOOKをOFFICIAL WEBSITEで本日公開しましたので是非ご覧ください。

 
OUGHT website : http://www.oughtclothes.org/ 


Denim Work Jacket

2023/3/19

 

 
東京ではチラホラ桜が咲き始めています。まだ肌寒い日もありますが確実に春になってきてるのを感じます。ちょうどそんなこれから時期お薦めのデニムワークジャケットに新色が加わったので紹介したいと思います。

リラックスフィット5ポケットデニムパンツと同素材で、厚すぎず通年着れる11.5ozデニムを使用、生地・縫製ともに岡山産で、今季は新色ナチュラルと継続してインディゴの2色展開です。ワンウォッシュで仕上げているのではじめから柔らかく馴染みが良いですよ。

 

 

 

 
先シーズンから作っているデニムワークジャケットは、40sミリタリーカバーオールから着想を得たディテール、ラグランスリーブやパッチポケット、ステッチ、ビンテージの良い雰囲気を残しながら、身幅や袖にゆとりを持たせ、OUGHT独自のふんわりと丸みのあるリラックスシルエットで仕上げています。ボリュームのあるスウェットや分厚いニットなどを楽に中に着込めることを想定したゆとりなのでTシャツやシャツの上に羽織るとその分ゆるくなるのが正解です。

 

 
今の日本の気候では中に分厚いニットまで着れるこのサイズ感が気がつけば秋冬も春も一番着る機会が多く重宝するのと、これは着た時の雰囲気がほんと良い渾身のできなので是非試してみてほしいです!


Relaxed jacket & Drawstring pants

2023/3/15

 
今月はお客さんのお子さんの卒園や卒業の話も多く聞きました。そしてもうすぐ新年度ですね。子供の入学式やオフィスカジュアル、普段着としてレストランとかちょっとちゃんとしたい時なんかにもあると重宝するのでそれぞれのシチュエーションに応じたタイミングで購入してくれるお客さんが多いOUGHTのラフにセットアップでも着れるジャケットとパンツは引き続き好評いただいてます。

春夏はフォーマルにも合わせられるTWジャケットTWドローストリングパンツが良いですよ。

 

 

 
TWジャケットは、程よいゆとりがあるリラックスシルエットで、Tシャツに羽織るだけでも膨らみのあるフォルムが様になります。カバーオールのようなボックスシルエットなのでチノやデニムと合わせても良いですよ。TW = ポリエステルとウール混のこの生地は春夏向きの薄手でテロッと柔らかい素材で、ウールの通気性と品の良い光沢がありながら家で普通に洗濯しても縮まずシワになりづらいのが特徴です。表から見えない仕様で、左胸には内ポケットもあります。

 

 

 

 
ドローストリングパンツは、ゆったり目のストレートシルエットでウエストをゴムとドローストリングで絞るスタイルです。

 

 
スニーカーやサンダルと合わせて着ても良い感じです。品のある軽くしなやかな風合いで、ストレッチも入ってるので動きやすく快適ですよ。

ジャケットとパンツ共に ダークネイビーとチャコールグレーの2色展開となります。是非店頭オンラインストアで詳細は見てもらえればと思います!


LOOK BOOK SHOOTING

2023/3/11

 
今週お店の定休日月曜にOUGHT春夏のlook book撮影を行ってきました。
今季は先日ここでも紹介したOUGHTのコンセプトである”Nothing More, Nothing Less.”とブランドロゴをネームがわりにプリントしたオリジナルの無地Tシャツを作っているので、撮影もそのイメージでよりシンプルに。

フィルムの現像も上がり、今月公開予定で今準備真っ最中なのでまたお知らせしますね。お楽しみに!

 

 
春夏アイテムはオリジナル無地Tシャツビーニーデニムワークジャケットなど入荷開始してますので是非合わせて見て欲しいです!


OUGHT 2023 Spring & Summer Exhibition

2022/12/24

 
もう年末ですね、、そんな皆忙しい時ですが昨日までindyvisualではショップオリジナルブランドOUGHTの2023春夏展示会を行っていました。

お店のオリジナルとして定番のラインナップとそこにプラスして着たい新作の春夏アイテム、楽しみにしててください。

 
そして、

 
展示会最終日は3年ぶりに恒例のindyvisual忘年会を仲間内の宮崎料理屋KITENで開催しました。いつもよりコンパクトな会でしたが久しぶりの皆での集いはやはり楽しかったです〜!

 

 
KITENの料理も芋焼酎も最高で皆大好きで美味しいもの食べて飲んで話して良い締めくくりになリました。12月の忙しい時に足運んでくれた皆様ありがとうございました。

引き続きよろしくお願いします!


Fatigue pants

2022/11/2

 

 
OUGHTのオリジナルファティーグパンツは、LOOK BOOKではシーズン問わずちょこちょこ着用していますが、ワードローブにひとつ持っていてそんな感じで季節問わず織り交ぜて着たい定番として継続して展開しているアイテムです。

 

 

 

 

 
USミリタリーでオーバーパンツとしても使用されていたM-51 フィールドカーゴパンツのワイドシルエットなど雰囲気はのこしながら股上の深さや腰回りのゆとりなど極端に大きいい部分は調整し、フロントポケットのフラップ、ウエストのアジャスターやサイドポケットのテープ等普段履きに必要ない部分は無くしてシンプルに。スソとウエストはドローコードで調整できます。

古着のミリタリーウェアの雰囲気が好きな人はわかってくれる人もいるかもですが、この王道のバックサテンとコットンリップ地で作ったファティーグパンツはとにかく丈夫でガシガシ洗って履き込んでいった時抜群に良い味が出てくるので、時がたつほど愛着が湧くものになりますよ。化繊では出ない風合いを是非堪能してほしいと思います。

Tシャツ、B.Dシャツ、ネルシャツ、スウェット、ニット、どれを合わせても良いのでそのシーズン自分が着るトップスなんでも合わせて着てみてください〜。


Relaxed drawstring short pants

2022/5/29

 
自分はショートパンツというと90年代に多かった太めのシルエットが好きで当時からずっと愛用してたりするのですが、OUGHTでも近年はその好きなシルエット基準で作っています。ゆったりとした身体に触れないようなふんわり膨らみのあるシルエットは気持ちの良い着心地で、ほんと楽で良いんですよね。

今季も新たに素材と仕様を変えてリラックスドローストリングショートパンツを作っているのでご紹介しますね。

 

 

 

 
着心地の良い少しワイドなリラックスシルエットで、今季はシャツなどに合わせても相性が良いディティールや素材を意識して作っています。

 

 

 
絶妙なトーンのマットなブラックとカーキの2色展開で、生地はワッシャー加工がほどこされ風合いの良い上質なコットンリネン素材でざらっとドライな感じです。ぜひ試して見てください。

今日東京は30度にもなるという夏日となっております。この感じだと今年も暑い夏になりそうですが、、暑さ対策しっかり気をつけていきましょう〜